2012年10月29日

プライマリ・ケアWEBカンファレンス&レクチャーシリーズ 』

『プライマリ・ケアWEBカンファレンス&レクチャーシリーズ 』

2012年11月のお知らせ

毎週水曜 ケースカンファレンス
毎週木曜 レクチャー
ともに朝7:30~8:00 
佐賀大学医学部 地域医療支援センター 2F セミナー室
11月7日(水) ケースシェアリングカンファレンス 名寄市立病院
11月14日(水) 症例クイズ 山口県立総合医療センターへき地医療支援部
11月21日(水) ケースシェアリングカンファレンス 勤医協中央病院
11月28日(水) 抄読会 帝京大学地域医療学

11月1日(木) COPDの話 武田昭範先生
11月8日(木) プライマリ・ケア医のためのパーキンソン病 木村隆先生
11月15日(木) 急性腸管虚血 木島真先生
11月22日(木) (課題 咳) 堂下和志先生
11月29日(木) 「かぜが長引くんですぅ~」~急性副鼻腔炎の診断と治療~
          松下武志先生

おめざ用意してお待ちしてます(^^♪
  
          
(地域医療支援学講座 事務)

2012年10月2日

佐賀県高等学校保健会養護教諭一日研修会


9月25日は佐賀県高等学校保健会養護教諭一日研修会でお話をさせていただきました。今回の研修会のテーマが「学校における予防医学と養護教諭の役割」とのこともあり、僕は(毎度ですが)『子どもたちとみんなを守るワクチンのお話』をしました。

風疹が流行っていること(とくに20~30代の成人で流行しています!)と、今年度いっぱいで中学一年生と高校三年生を対象としたMR(麻しん風しん)ワクチンの2回目の定期接種が終わってしまうので、まずはそのお話をしました。

これらの学年に該当する年齢のひとは「定期接種」としての2回目の接種が来年3月いっぱいで終わってしまうので、まだ2回目をしていないひとはぜひ、してほしいです。

MRワクチンで子どもたち自身を守るのはもちろん、風疹の抗体がない妊婦さんの風疹初感染で胎児に影響が出ることがある先天性風疹症候群を防ぐためにも風疹に対して集団の免疫を高める必要があります。

日本の風疹ワクチンの歴史からは、今年度34歳以上の男性は一回も風疹ワクチンを打っていない(任意接種していない限り)ので、風疹にかかったことがないこの年代の男性も、(結婚していなくても)周りの妊婦さんに感染させないためにもMRワクチン接種が必要です。

また、B型肝炎ワクチンのお話もしました。B型肝炎ウイルスは母子感染以外でも、唾液や涙などの体液にもウイルスが存在するため父子感染や性行為感染も起こします。世界的には定期接種として赤ちゃんのときにB型肝炎ワクチンを打ちますが、日本ではお母さんがB型肝炎キャリアでない場合は任意接種になります。
感染予防のためには全ての赤ちゃんにB型肝炎ワクチンを接種することが大事ですが、性行為感染症としては思春期や成人でのB型肝炎ワクチンも大切です。
これは医療者に限らず、B型肝炎にかかったことがない方にはワクチン接種が大切です。

佐賀県では二年前まで独自に特別支援学校の教員はB型肝炎ワクチンをしていたそうですが、残念ながらいまはその制度はないそうです。佐賀県はB型、C型肝炎ともに多い県なので教育機関でもワクチン接種が必要なのではないかと思います。

ほかにHPV(いわゆる「子宮頸がんワクチン」)、ヒブ、小児用肺炎球菌、水痘(みずぼうそう)、おたふくかぜワクチンのお話もしました。
おたふくかぜにかかると500〜1000人に一人の確率で治らない難聴になってしまいます。この予防のためにもワクチンは大切です。このことを初めて知ったという方もおられたので、お話して良かったと思いました。

ほかには、高校生にはこれからは自分の健康は自分で守るという意識付けのためにも、ぜひ母子手帳を自分で管理してもらうことも提案しました。

養護教諭の先生方と今までゆっくりお話する機会がなかったので、今回このような機会をいただけてとても嬉しかったです。

これからも佐賀県内の関係者で交流していければと思います!

(総合内科部門 坂西雄太)

2012年10月1日

『プライマリ・ケアWEBカンファレンス&レクチャーシリーズ 』

『プライマリ・ケアWEBカンファレンス&レクチャーシリーズ 』

2012年10月のお知らせ

毎週水曜 ケースカンファレンス
毎週木曜 レクチャー
ともに朝7:30~8:00 
佐賀大学医学部 地域医療支援センター 2F セミナー室


10月3日(水) ケースシェアリングカンファレンス  平戸市民病院
10月10日(水) 症例クイズ            宮崎生協病院
10月17日(水) ケースシェアリングカンファレンス 田辺市本宮さくら診療所
10月24日(水) ケースシェアリングカンファレンス 砂川市立病院
10月31日(水) 番外編:国際保健・国際医療協力  幌加内町国民健康保険病院


10月4日(木)  腰のみかた          仲田 和正先生  
10月11日(木) リウマチ性疾患の話       平野 史倫先生
10月25日(木) 抗菌薬各論②          中前 範子先生
10月25日(木) アナフィラキシー-食餌性を中心に- 川口 篤也先生


coffee & cookie 用意してお待ちしてます!   

(地域医療支援学講座 事務)

2012年9月12日

第3回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会のワクチン教育講演


9月1〜2日に博多で開催された第3回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会では、実行委員としてワクチンの教育講演を企画・担当させていただきました。

昨年の第2回学術大会では、一般公募シンポジウムとしてワクチン関するシンポジウムを企画して、今年は九州で開催ということで大会実行委員をさせていただく機会をいただいて、偶然ですが2年連続でワクチンに関する企画に携わることができました。

今回は、川崎医科大学・小児科教授で、わが国のワクチン行政にも深く関わっておられる中野貴司先生に講師をお願いし、座長には本学会ワクチンに関するワーキンググループ前期リーダーで亀田ファミリークリニック館山の院長(先日のNHK ドクターGでもおなじみの)岡田唯男先生に務めていただきました。

170
名収容の会場は満席で、参加者の関心の高さが伺えました。

中野先生には、講演時間が60分という短い時間にも関わらず、種々のワクチンについて大事なポイントをわかりやすく凝縮してお話していただきました。

ここで、その全てをお伝えすることはできませんが、主に以下についてお話いただきました。

日本のワクチン行政は世界と比べ10〜20年のギャップ(ワクチンギャップ)があるが、ここ5年で日本でも多くのワクチンが導入され、20年のギャップが少しずつ埋まってきたが、海外にある5〜6種の混合ワクチンが日本にはまだない。

ワクチンの「最適な接種時期とは?」→接種可能な月齢に達したらすぐに!

百日咳:成人は典型的な症状がないことが多い、低月齢乳児の重症化が問題
(6ヶ月未満児も非定型的なことがあり、重症化しやすい)

ヒブや肺炎球菌の感染症は、生後6ヶ月ころから多く、生後2ヶ月からのワクチン接種開始が大事

ロタウイルス(嘔吐下痢症):日本でも入院3万人/年(5歳までの入院リスク 1/40人)、日本では死亡することは10〜20人/年ほどと少ないが、外来受診は25万人/年と推計されている。衛生状態の向上だけではロタウイルス感染の抑制にはならない。

生後6ヶ月までに必要なワクチンの接種回数は18〜19回になる。同時接種の利点のひとつは、基礎疾患を有する子どもさんが体調の良いときを見計らって同意接種することによって必要なワクチンの接種完了までの期間を早めることができ、感染のリスクを減らすことができる。

MR(麻疹・風疹)ワクチン:3期4期(中学1年と高校3年になる学年の接種)の接種は今年度まで終了の予定だが、その接種率は高くないため、該当する学年で2回目の接種を終えていない子どもたちは早めの接種が必要。

麻疹、風疹は2008年から全数把握対象疾患になっているため、診断した医師は保健所に報告が必要。
(厚労省からのお知らせ
坂西追加)

風疹:現在、20〜30代男性を中心に現在流行している。妊娠初期に風疹に感染すると先天性風疹症候群のリスクがあり、妊婦さんの家族で風疹ワクチンをしていなかったり、風疹にかかったことがない方は麻疹・風疹ワクチンを。 

最後に9月から定期接種となった不活化ポリオワクチンの接種方法などについて解説をしていただきました。11月からは3種混合ワクチン(DPT)と不活化ポリオワクチンがひとつになった4種混合ワクチンが導入される予定ですが、3種混合ワクチンに含まれる百日咳は乳児が感染すると重症化することがあるため、該当する接種月齢の赤ちゃんは11月まで待たずに不活化ポリオワクチン+3種混合ワクチンを開始すべきということを強調されていました。

最後に会場の参加者より質疑応答がありました。

講演のなかで中野先生も言われていたように、10〜20年のワクチンギャップのなかで一般の方のみならず、僕たち医療者の間でも最新のワクチンの知識・認識にはまだまだばらつきがあるように思います。

小児科医や産科医とともにプライマリ・ケア医もワクチンのことを勉強し続けたいと思いました。

(総合内科部門 坂西雄太)

『プライマリ・ケア・レクチャーシリーズ 』 2012年9月のお知らせ

『プライマリ・ケア・レクチャーシリーズ 』

2012年9月のお知らせ

毎週水曜 ケースカンファレンス
毎週木曜 レクチャー
ともに朝7:30~8:00 
佐賀大学医学部 地域医療支援センター 2階 セミナー室


9月5日(水) ケースシェアリングカンファレンス  合田内科小児科
9月12日(水) 症例クイズ             江別市立病院
9月19日(水) ケースシェアリングカンファレンス  砂川市立病院
9月26日(水) 抄読会               遠軽共立病院


9月6日(木)  プライマリケアで役立つ、
          認知症を診断したくなるポイント!  
                         中桶 了太先生
9月13日(木) かぜ症候群とその周辺疾患     松村 榮久先生
9月20日(木) 抗菌薬各論①           中前 範子先生
9月27日(木) プライマリケア領域の依存症    今村 弥生先生


coffee &cookie 用意してお待ちしてます!   

(地域医療支援学講座 事務)

2012年9月11日

本日フォレスタふじにて『健康講話(ワクチンについて)』いたします


佐賀市立富士大和温泉病院『健康講話のお知らせ』

本日(2012年9月11日火曜日)
場所:佐賀市立富士生涯学習センター(愛称:フォレスタふじ)にて
時間:14時~ 
参加費:無料


佐賀市立富士大和温泉病院内の佐賀大学附属病院・地域総合診療センターで指導医をさせていただいている関係で、本日の「健康講話」では僕がお話をさせていただきます。

佐賀市立富士生涯学習センター(愛称:フォレスタふじ)の地図↓
http://www.city.saga.lg.jp/map.jsp?map_id=440


『みなさんと地域の子どもたちを守るワクチンのお話』というテーマで30分くらいお話をさせていただきます。

高齢者の肺炎を予防する「肺炎球菌ワクチン」「インフルエンザワクチン」や赤ちゃん・子どもたちの髄膜炎(ずいまくえん)を予防するワクチン、みずぼうそうやおたふくかぜワクチンのご紹介をします。

お近くのみなさまのご参加をお待ちしております!

(総合内科部門 坂西雄太)

2012年9月1日

博多でプライマリ・ケア連合学会なう


博多の国際会議場で開催されている日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に来ています。

当講座の総合内科医育成 後期研修プログラムについてもポスター会場に出展しています。
ぜひ、ご覧ください!

本日(9月1日)17時〜18時半と明日(9月2日)10時半〜12時には、プログラムについての質疑応答時間もありますのでお気軽に起こしくださいね。

そのほかにもためになる発表、シンポジウム、講演が目白押しですので、ぜひ!

ちなみに僕が企画させていただいた、明日13時半からのワクチン教育講演(講師:川崎医科大学小児科・中野貴司先生)もおすすめです!

(総合内科部門 坂西雄太)