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2012年1月9日

児童虐待防止研修会@佐賀市に参加しました

1月7日は佐賀市内で開催された児童虐待防止研修会に行ってきました。
最近、僕が入れてもらった「性と生を考えるネットワーク佐賀(SNS)」の武富さんに声をかけていただいての研修会参加でした。

会場には200〜300名ほどの聴衆で超満員。この研修会は佐賀県の中部保健福祉事務所の主催で、今回のテーマは「次世代を担う子供たちを心豊かに育てよう」でした。

初めに、「性の教育を通した人づくり〜心と体の一体的な支援に向けて〜」というテーマで、地域医療振興協会 ヘルスプロモーション研究センター長の岩室紳也先生による講演がありました。
岩室先生は泌尿器医としてHIVに関する診療を行いながら、公衆衛生活動、性教育など多岐に渡り活躍されています。

岩室先生は本当に面白く、かつ講演を聞いている一人一人が「自分のこととして」考えることができるように工夫されていました。

当日のスライドは、岩室先生のHPから1週間公開されていますので、こちらをご覧ください。いままでのご講演のスライドなども惜しげもなく公開されていますので、一般の方はもちろん、医療者も必見です。

多くの学びがあったのですが、とくに印象に残ったことをいくつかご紹介します。

まず、一般にどうしても児童虐待や性教育の話になると「子育ては素晴らしい」とか「命は大切に!」などスローガンを掲げてしまいます。しかし、それで本当に人の心に響くでしょうか?ということで会場にも、どういうときに命の大切さを感じましたかと尋ねられました。会場からは「自分に子供ができたとき」という応えがありましたが、岩室先生はそれでは子供を持たない高校生には伝わらないですよねと言われました。つまり人からの意見、他人事ではなく、高校生や聴衆一人一人が自分のこととして、考えられる、感じられるようにすることが大切ではないか。命がたいせつなのは真実だと思いますが、ただのスローガンの押しつけだけではウソくさいし、その時点で話を聞く気がなくなってしまうと思うので話すひとは「リアリティ」をもった自分の言葉、自分の失敗談などのエピソードを交えての語りが大切だと感じました。

また児童虐待や少年犯罪についてもマスコミはじめ日本人全体が「評論家」になって他人事として考えてしまっている傾向も指摘されました。虐待や犯罪をした若者に対して「親の顔が見てみたい」などと考えるのではなく、「なぜ自分や虐待や犯罪をおかさずにこれたのか?」と自分を主語に考えることで問題点の把握や解決方法が見つかるのではないか。

また児童虐待や望まない妊娠など、根っこは現代の日本社会(日本に限らず世界中)の人と人のつながり、関係性の喪失や関係性の拒否があると指摘されました。その解決には関係性の再構築、コミュニケーション能力の再開発が必要です。
と書くとなんだか壮大なことをしないといけない気がしますが、岩室先生が例に挙げた方法は、まずは家庭のテレビを1台だけにすると、家族一緒が同じテレビ番組を見ることになるので、そこに家族の会話が生まれます。例えばエッチなシーンではおじいちゃんがチャンネルを換えたり、恋愛のトーク番組から母娘が性や結婚について話す機会が生まれたりと「一緒にいる場」が生まれます。またケータイは自分中心のコミュニケーションで、メールの返信を5分と待てない若者も多いと言われていました。返信が遅いと友情にも響くとのことでした。とは言え、昔には戻れないと思うので、コミュニケーションや関係性の構築という点ではFacebookなどのソーシャルネットワークをきっかけにして、リアルな人間関係を広げられるといいかもしれないと思いました。もちろんネットワークは多けりゃいいというものではないのですが。

また岩室先生は自分は医者なので「人の命の儚さ」は実感できているが、若者たちには「死」が遠いため、「生」も遠くなっているのではないか。自分のためではなく、他人のためにお葬式は盛大に!と言われていました。

児童虐待も犯罪も常識があれば行いません。でも行ってしまうひとがいるのはなぜでしょうか?それは歯止めをかけることが「できない」から。この「できない」のは「こころが病んでいる」から。こころを病むとは、そのひとの優先順位が周囲のひとの思慮、分別を大きく離れること。つまり自分の欲、優先順位が常識から大きく離れてしまっても歯止めがきかない状態で、自分が遊びたいから子育てを放棄する、他人に無視されたら復讐に殺してしまう、というようになってしまう。では、みなさんの「こころが病んでいない」のはどうしてか?それは、いろんな人、周りの繰り返しの声かけ、応援、つながり、支え合いの「環境」があったからです。
知識、教育はもちろん大切ですが、それだけで人は変われません。人は人との対話や環境におかれて初めて変わることができます。そのような対話、関係性、環境をつくることが重要だと主張されました。

ほかには公衆衛生、予防におけるハイリスクアプローチとともにポピュレーションアプローチの重要性もお話されました。

中学校の教科書に「妊娠すると生理が止まる」ことは書いてないそうです。知りませんでした。岩室先生は医療者は、教科書にも目を通すことをすすめられています。

もっともっと勉強になることがあったのですが、僕の文章力とまとめる力がないのでこれが限界です(笑)。ぜひ、岩室先生のHPや著書をお読みください。
岩室先生は「コンドームの達人」としてYoutubeでも多大なヒット数をたたきだしていますので、こちらもご覧ください。

その後に岩室先生が司会をつとめ、シンポジウム「次世代を担う子供たちを心豊かに健やかに育てよう」が開かれました。

シンポジストは伊万里の浄土真宗僧侶の古川潤哉さん、スクールカウンセラーの吉村春生さん、元佐賀県中央児童相談所長の谷川弘幸さん、神埼市母子保健推進員の菱岡智美さんでそれぞれの立場からのお話とディスカッションが行われました。貧困を是正すること、居場所づくりや「評価しない」環境つくり、相手を変えようとしない姿勢、また多様性を認め、安心感や自己肯定感を子供たちや大人ももつことの必要性などが議論されました。一方で、つながりを持つのってけっこうめんどくさい、でもどうすればよいか、など本音のトークもあって良かったと思います。こういう議題だとみな聖人君子になってしまう傾向がありますが、そうではなく生身の人間として問題を考えることがまず第一歩だと思いました。

講演のあとには岩室先生から個人的にもいろいろとアドバイスをいただき、本当に研修会に参加して良かったと思いました。また佐賀県内の保健師さん始め、積極的に健康問題に関わっておられる県内の方々にお会いすることができて自分のネットワークも広げることができ、とても有意義な連休初日でありました。

しかし、僕まとめるのが下手だなと思ってたら、古川さんのブログにも報告が。
あ、佐賀新聞にも載るそうです。そちらもご覧ください。

(総合内科部門 坂西雄太)

2011年9月16日

レクチャー・勉強会目白押し

9月14日には当講座の久田先生による総合内科ミニレクチャー「レジオネラのひみつ」、


そして15日にはプライマリケアレクチャーシリーズで当講座の蘆田先生による「甲状腺中毒症の診療」がありました。


どちらもとても勉強になる内容で、私自身も大変参考になりました。

 
「レジオネラのひみつ」では当院・感染制御部の青木洋介先生にもコメントをいただきました。

自ら学んだことを発信し、またさらに学び続ける、大変ではありますがとても重要なことだと思います。

これからさらに第2段、3段と当講座のレクチャーシリーズは目白押しです。
より良い総合内科医になるために皆で一緒に勉強していきましょう。

(総合内科 杉岡隆)

2011年9月14日

『甲状腺中毒症の診療』レクチャーのお知らせ

日中はまだまだ真夏のような日もありますが、みなさまお元気でしょうか?

あと5時間後ですが、本日(9/14)18時より佐賀大学病院・卒後研修センターにて
地域医療支援講座presents
「総合内科医育成プログラム」の後期研修医の久田先生による
『レジオネラのひみつ』ミニレクチャーがあります。

当講座の蘆田先生および当院・感染制御部の青木洋介先生がゲストコメンテイターです。

レジオネラの秘密が知りたい方は是非ご参加くださいっ!
事前申し込み等はもちろん不要です~


 

続けて学内および近隣のみなさま、ならびに全国のPCLS参加施設の皆々さまにアナウンスです。

明日(9/15)朝7時半~ 札幌医科大学地域医療総合医学講座主催のプライマリケアレクチャー(Webで全国生中継)で、
当講座総合内科部門(代謝内分泌・糖尿病)の蘆田健二先生による
『甲状腺中毒症の診療』レクチャーがあります!

佐賀のみんなは、朝早いけど、三文の得をゲットすべく、佐賀大学医学部内の地域医療支援センター2階セミナー室(正門横の三階建て)に7時半に集合してください!!

全国の皆さまはPC画面を通してお会いしましょう!
(って僕がレクチャーするわけではありませんが)

(総合内科部門 坂西雄太)

2011年8月26日

自治医大・佐賀大学 医学生の合同夏期実習 報告~その1~

先日、杉岡先生からご報告がありましたが、8月18~19日に自治医大(佐賀県枠)・佐賀大学医学部学生の合同夏期実習を行いました!
 今回の合同実習は、佐賀では初の試みとして、佐賀県健康福祉本部医務課-地域医療振興協会佐賀県支部そして佐賀大学医学部(地域医療支援学講座)がコラボして佐賀県枠の自治医大生と佐賀県推薦枠・地域医師確保枠の佐賀大学医学部生(ともに1~4年生)が参加しました。

もともと佐賀県が4年生までの自治医大学生に夏期実習(離島実習)をしていたんですが、今年はそこに佐賀大学の学生も混ぜてもらったわけです。


 自治医大学生10名+佐賀大学医学生13名、合計23名と人数が多いかったため、今回は例年の離島実習に加えて、「佐賀県の山間部医療実習」として三瀬村&背振村実習も行いました。

 自治医大の学生さんと佐賀大学の3、4年生は2つに分かれて、それぞれ唐津市の「馬渡(まだら)島診療所」と「加唐(かから)島診療所」で実習を行いました。

 どちらの島も呼子から船が出ていて、それぞれ片道45分、20分ほどかかります。

島へのアクセスはこちら。
 
どちらの島も自治医大卒業の先生が一人ずつ勤務されています。

学生さん達は、大学病院などと比べて「医師―患者関係の近さ」や「医者が地域に溶けこんでいる姿」が印象的だったようです。
釣りもさせてもらったようで、よかったね。


で、佐賀大学の1-2年生9名は三瀬・背振に行きました。僕はこちらに引率しました。

まず、三瀬村の「シルバーケア三瀬」という介護老人福祉施設で見学をさせていただきました。 
シルバーケア三瀬は、特別養護老人ホームやデイサービス、ショートステイ、「元気アップ教室」などを運営されています。

職員さんからのお話もあり、1-2年生にとっては「介護保険」の仕組みなども??なので(これは高学年でもかなり怪しいですが…)、そのへんの制度的なことも教えていただきました。


 お昼は、最近テレビでも有名らしい「まっちゃん」にマイクロバスを停めてもらい自由行動にしました。
僕が学生だった10数年前と比べて、三瀬村は福岡市からも近い「田舎」としていろいろお店が増えて、だいぶ観光で賑わっているようです。福岡にお住まいの方はぜひお越しください笑

ちなみに、僕は三瀬診療所の西先生と「ドイツハム&ソーセージ IBUSUKI」でランチ。ビールが飲めないのが残念でしたが、旨かったっす。

で、午後からは三瀬診療所見学。

佐賀市三瀬村は、人口およそ1400人で高齢化率は31.5%、主な産業は農業・林業の第一次産業と観光です。

三瀬診療所は佐賀市立の国保病院で、佐賀大学病院・総合診療部から医師が派遣されています。いま勤務されている西先生は、僕の1コ下の後輩で数年前より三瀬診療所で頑張られています。

三瀬診療所の隣に併設されている三瀬村保健センターも見学させていただきました。ここには隣の「やまびこの湯」から引いた温泉水の流水プールがあって、佐賀市民は無料で利用できます。流水によって腰や膝痛が改善した方がたくさんいらっしゃるとのことでした。

西先生&保健センターの保健師さんからもお話を伺えました。学生さんたちは、地域医療は医療機関だけでは成立せず、行政や介護施設、地域包括支援センターなどの連携の輪で成り立っていることを実感してくれたようです。

その後に脊振村に移動し、脊振診療所の見学。
こちらは神埼市立の国保病院で、やはり佐賀大学病院・総合診療部より医師が派遣されていて、僕の後輩の徳冨先生が頑張っています。

脊振診療所は、三瀬と比べると建物は古いのですがレントゲンはCR、電子カルテも導入されており、エコー、GIFなども整っています。

学生さんたちは建物の外観のイメージと、実際に行なえている医療のギャップが印象的だったようです。「建物の写真だけでは、なにも医療ができないと思っていた」という感想の学生さんもいて、実際に現場を見てもらってよかったと思いました。


そして、マイクロバスで七山を超え、唐津で離島実習グループと合流。

夜は、みんなで懇親会を行いました。懇親会は学生のみならず、自治医大OBの先生方、県医務課地域医療整備室、唐津市保健福祉部地域医療課、唐津市民病院きたはたの先生方、そして僕ら地域医療支援学講座からも参加しました。

 僕の実感として、地域医療を担ううえで、共に医療を支える「仲間」は本当に大事だと思っています。
学生さんたちは、将来それぞれ進む科は違うかも知れませんが、ともに佐賀の医療を担うことに変わりはなく、将来地域を担う仲間として学生時代から仲良くなってもらうのが、今回の合同実習の大きな目的のひとつでした。
 
もちろん、おじさんたち(笑)も、いろんな連携が大事ですので、多いに交流を深めました。

~その2~に続く!

(総合内科部門 坂西雄太)

2011年8月23日

地域医療合同夏期実習

8月18、19日に佐賀県出身の自治医大生と佐賀大学医学部の地域枠学生による合同夏期実習を開きました。

昨年から自治医大と佐賀大学の学生コラボレートをしたいと思っていてようやく第1歩を実現することができました。
学内や県の担当の方、自治医大OB、地域医療振興協会にも大変お世話になり感謝しています。

1日目は山間・離島の診療所や福祉施設の見学と実習を中心に、2日目は唐津日赤病院の見学の後、photovoiceという方法で振り返りを行いました。

今回の夏期実習は思った以上の盛り上がりで、学生たちに地域医療の醍醐味を少しでも伝えることができたかなと思っています。

互いに別れを惜しみアドレスを交換し合う彼らの姿には感動すら覚えました。
地域医療は、、、ドラマチックですね。

(総合内科部門 杉岡隆)

※夏期実習の詳細は、近日中に坂西先生よりこのブログでご報告します

2011年1月12日

ピッツバーグ大学の家庭医&総合医による講演会のお知らせ

佐賀市内ではインフルエンザが流行中ですが、みなさまは大丈夫でしょうか? 僕はインフルエンザの患者さんを診察させていただく度に、ワクチンの大事さをさりげなく囁いています。

さて、講演会のお知らせです。

当講座でも交流させていただいている飯塚病院ではピッツバーグ大学メディカルセンター(UPMC)の医師による訪問指導が定期的に行なわれています。
UPMCは米国ペンシルベニア州最大の総合医療センターで、米国有数の非営利医療機関です。

毎回の院外向けの公開セッション以外にも、「家庭医」という専門職について知って頂くこと、交流を通じて家庭医療のネットワークを強化することなどを目的として大学や他院での講演を企画されています。

今回は当院にお話しをいただき、飯塚病院と佐賀大学病院・卒後臨床研修センター、総合診療部、地域医療支援学講座の共催で「ピッツバーグ大学メディカルセンター家庭医&総合医による講演会」を下記の日程で行います。


『ピッツバーグ大学メディカルセンター 家庭医&総合医による講演会』

日時 1月25日(火)18:00~20:00
場所 佐賀大学病院 卒後臨床研修センター1Fセミナー室


講演内容 (通訳あり)

ジャネット・サウスポール先生 (家庭医、UPMC家庭医療部部長)

"Family Medicine in Japan and the US - Improving the Health of the Community"

マイケル・ラム先生 (総合内科医、内科臨床教授)      

"Physical Examination in Patients with Pneumonia - Useless Ritual or Lost Art?"


サウスポール先生には「日本と米国の家庭医療」、ラム先生には「肺炎の身体所見のとりかた」についてご講演いただきます。
対象は学生、研修医を主としていますが、それ以外の方も参加していただけます。
飯塚病院より通訳の先生も来られますので、日本語での質問もOKです。

事前の申し込みや参加費などはありません。
なかなかない良い機会ですので、ぜひ多くの方に参加していただきたいとおもいます!

(総合内科 坂西雄太)

2010年12月24日

『国連ではたらく先輩から学ぼう』講演会のお知らせ

今日はクリスマスイブですね。
佐賀はホワイトクリスマスにはならなそうです。

さて、年明けそうそうに講演会を企画しています。
佐賀大学医学部OBの江副聡さんの講演です。
ちなみに江副さんは僕と同期です。って関係ないすね。


『国連ではたらく先輩から学ぼう』

平成13年佐賀医科大学医学科 卒業(18期)の江副聡(えぞえさとし) 先生をお迎えして講演会を行います。

江副先生は初期研修後に厚生労働省に医系技官として入省し、 ハーバード大学公衆衛生大学院、同大学ケネディスクール(行政学)への留学を経て、
現在ジュネーブのUNAIDS(国連エイズ行動計画)に勤務されています。

 今回、一時帰国中の講演会が実現しました。
医療行政や海外留学、国連などのキャリアについてお話していただきます!

日時: 2011年1月5日(水) 17:30~18:30

会場: 佐賀大学病院・卒後臨床研修センター 1階セミナー室
対象: 学生、研修医、医師、看護師、 ほかメディカルスタッフ

共催:佐賀大学病院・卒後臨床研修センター、総合診療部、
    佐賀大学医学部 地域医療支援学講座、国際医療研究会
 
事前の申し込みなどは不要です。
ぜひお越しください!
 
(総合内科 坂西雄太)

2010年12月20日

ざっくばらん家庭医療勉強会 in 佐賀 大盛況でした!

昨日は、第3回ざっくばらん家庭医療勉強会を佐賀で開催しました。

年の瀬もせまり、今回は参加者が少なくてもこんじまりとしよう。と、思っていましたが
予想をはるかに超える学生さん17名、医師18名と多くのみなさんに参加していただきました。

今回は4つのセッションを行いました。
1つ目が本講座教授の杉岡先生による『家庭医のための臨床疫学(EBM)入門』。

もともとの「臨床疫学」という言葉では世間にあまり流行らず(?)「EBM:Evidence Based Medicine」という言葉が発明されてから、一気に世間に広まったとのこと。ネーミングって大事ですね。

『臨床疫学とは、あくまで日常の臨床行為を合意的に行うためのツール』ということを強調され、感度・特異度についても新型インフルエンザにまつわる臨床問題で解説されました。
学生さんたちにはEBMというとなんとなくデータをいじくり回して難しいという印象だったようですが、「臨床のための」EBMということがわかると興味が高まったようです。


2つ目は佐賀大学病院・総合診療部の小泉俊三教授による『総合医と家庭医について』。
日野原重明先生による「新老人の会」の紹介から始まりました。日野原先生は99歳ですがいまでも全国を飛び回っておられ、高齢になっても「新しいことをはじめること」をアピールされています。また、僕も初めて知ったのですが、小泉先生は「新老人の会」の佐賀支部長とのことです。

そして日本の総合診療部の歴史から本題に入りました。日本で初めに総合診療部ができた国立大学が佐賀(医科)大学で、私立大学が川崎医科大学です。
総合医も家庭医も「臓器にこだわらず、患者さんの抱える問題に対応する」ことが大きく共通しています。病院総合医(Hospitalist)と家庭医(Family Physician)は、働く場所(総合病院とクリニック)と入院患者の有無、専門医制度がまず大まかに異なります。ただその中間で働いている総合医・家庭医も沢山いて、明確な線引きができないこともあります。
いずれにしても、どちらも今後の日本の医療に絶対必要な存在です。

ここまでで午前の部が終了。

お昼は会場である卒後臨床研修センターの2階でみんなでお弁当を食べました。
佐賀のB級グルメを味わっていただきたかったので「シシリアンライス」です。

午後は、アイスブレイクのグループゲームでスタート。
優勝チームには佐賀銘菓の丸ぼうろを進呈しました。


3つ目のセッションは唐津市民病院きたはたの江口幸士郎先生と西川武彦先生による『腰の診察法』。
お二人の先生はともに家庭医療専門医です。
今回はおもに神経診察についてで、お二人による「診察室コント」から始まり、ステテコ(?)に骨盤、神経、デルマトームを描きこんだ姿の西川先生を使って(笑)解説があり、その後に各自で診察法の実技練習を行いました。
会場には整形外科の先生も参加されていたので、その先生にも指導をしていただきました。
なかなか授業や実習では、じっくり時間をかけて診察法を学ぶ機会がないとのことで、毎回このセッションは学生さんにも好評です。


4つ目は僕が『医療行政超入門~ワクチン行政を中心に~』を行いました。
まず世界と日本の医療の比較で、OCED諸国との比較を行い、日本の急性期病床数やCT・MRIの数などはずば抜けて多いので、医師数はOCED平均の2/3程度であり医師一人ひとりの負担がわかります。また医療費の増加がマスコミなどでも取り上げられますが、GDPに占める社会医療費の割合は、OCEDの平均より低くなっています。
次に日本国内の財政状況と国民医療費、高齢化社会が加速することなどをお話しました。
高齢者は多くの合併症を抱えており、総合医・家庭医による、より総合的な診療が必要になります。今後の超高齢化社会に対応するためにも、もっと多くの総合医・家庭医が必要です。

そして、医療行政を理解するために、ワクチン行政についてお話しました。
日本はワクチン後進国で、残念ながら先進国のなかで最もワクチン政策が遅れています。
世界標準のワクチンプログラムよりも10年以上遅れています。
このワクチンギャップの原因として①米国のACIP(Advisory Committee for Immunization Practices:予防接種諮問委員会)にように国から独立したワクチン専門機関がワクチン行政に関与していなかったこと②ワクチンの有害事象に対する無過失補償制度・免責制度がなく、裁判での敗訴により国がワクチンに対して消極的になったこと③国民に対するワクチンの情報提供不足と予防対象疾患に対するサーベイランスの不足、を挙げました。

 また、地方自治体の取り組みの紹介として幌加内町による6種任意ワクチン(インフルエンザ、Hib、水痘、ムンプス、HPV、小児用肺炎球菌ワクチン)の公費全額助成制度の経緯をお話しました。
医学生にとっては政治や行政というと遠い世界のように感じるかも知れませんが、実は医療に直結しているということを感じてもらえたら、と思います。


最期に佐賀大学5年生の横山さんから「第23回学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー」の紹介がありました。

さらにそのあとは各参加施設の後期研修プログラムなどの宣伝大会になりました。

飯塚病院総合診療部では、先日よりUstreamで番組「飯塚病院TV」を持たれています。

唐津市民病院きたはたでも後期研修プログラムがスタートします。

もちろん、当講座も総合内科医育成プログラムがございますよ。


そんなこんなで勉強会は大盛況のうちに終了しました。


んで、第2部として希望者による懇親会を大学近くの居酒屋で行いました。
文字通り「ざっくばらん」にいろんな大学や施設の医者と学生が熱く(暑苦しく?)語りあい、またバカ話で笑いました。

毎回、思いますが目を輝かせた学生さんたちと飲むのは僕ら医者も明日への活力になります。

前回からの恒例で飲み会の場で、次回の開催地が決定されました。

次回、第4回の勉強会は
2011年4月23日(土曜)
です!みなさん、予定をあけておいてくださいね。

また、わいわい楽しみながらともに学びましょー

(総合内科 坂西雄太)

2010年12月17日

佐賀大学 キャリアデザイン講座でお話しました

12月15日に佐賀大学(本学)でキャリアデザイン講座で講義をさせてもらいました。

この講座は、各分野の佐賀大学OG・OGが学生さんにそれぞれの分野について話をし、学生さんに将来の目標の参考にしてもらったり学生時代の充実をはかるのが目的です。

僕は医学部OBとして今回お話をさせてもらいました。

僕が学生のときは、まだ佐賀医科大学で、佐賀大学と統合されていなかったんですが
医大の小さなキャンパスで学生時代を送った僕たちは佐賀大学のキャンパスライフに憧れたものです。まさか自分が本学で講義をする日が来るとは思ってもいませんでした。

文化教育学部、経済学部、理工学部、農学部の1~3年生が合計で300名弱も受講してくれました。

北海道幌加内町での地域医療の経験を中心に、日本のワクチン行政事情、幌加内の任意ワクチン無料化、総合診療などについてお話しさせてもらいました。

そして社会人として「自分がしたいこと、よりも、住民や社会に対して自分に何ができるか、も大事」だよーとお話しました。

今日、学生さんたちの感想が手元に届きました。
まだ全部は目を通せていないのですが、普段はほとんど医療の話を聞く機会がないので新鮮だった、日本がワクチン後進国であることがわかった、自分も社会のために働きたいなど
前向きな感想を多くいただきました。

せっかく同じ大学になったので、医学部以外の学生さんとももっと交流したいと思いました!

明後日は、いよいよ「ざっくばらん家庭医療勉強会 in 佐賀」です。
当日の飛び入りも大歓迎です!

(総合内科 坂西雄太)

2010年11月17日

第3回 総合内科ミニレクチャー終了

今回は「診療の診断疫学 第3回~感度・特異度の深イイ話~」ということで今までのアンケートで「ここのところをもっと知りたい。」というご希望に答えるために、診察や検査に関する少し深い話を数式なども織り交ぜて話しました。

また佐賀大学病院・医療情報部の協力も得て、初の試みとして、唐津市の離島診療所の先生にもネット中継で見ていただきました。

「へーっ、なるほどそういうことか!」と感じてもらえたら成功かなと思っています。


ところで、毎回素晴らしいポスターとタイトルを用意しているのはもちろん私ではなく、当講座講師のS先生と事務のNさんです。
今回のポスターは佐賀市のバルーンフェスタに因んだものです。

季節感あふれるセンスあるポスターとアトラクティブなタイトルはレクチャーをより華やかなものにしてくれています。
外見も中身も素敵なレクチャーを目指して次回も頑張ろうと思います。

なお、次回からは「治療の臨床疫学」に入ります。
「治す」と「治る」の違いなど、治療についても臨床疫学的に(面白く)考察してみたいと思います。

(総合内科 杉岡)

2010年11月15日

長崎大学の医学ゼミ

11月12日に長崎大学医学科4年生の医学ゼミ「へき地・離島医療学ゼミ」で講義をさせてもらいました。
医学ゼミは選択コースということで、「へき地・離島医療学ゼミ」は長崎大学病院へき地病院再生支援・教育機構の先生方が担当させていて5人の学生さんが選択されています。
へき地病院再生支援・教育機構については、ホームページに詳しく説明がありますのでこちらをご覧ください。とても熱い先生方が運営されています。


今回、その熱い先生方に声をかけていただき、「地域医療の魅力と実践」という内容で、僕の幌加内町での地域医療体験をお話させていただきました。
もちろん幌加内町の6種任意ワクチン公費全額助成の経緯についても詳しくお話しました。
講義時間は90分あったので、普段佐賀大学の学生さんに見せているスライドよりもボリュームアップして、70分スライド+20分質疑応答にしましたが、居眠りすることなく(笑)皆さん熱心に聴いてもらい質問も多くいただきました。


地域では生活者としても、医療者としても積極的に関わればとても「楽しい」世界が待っています。


そして「自分は医者として~~がしたい!」というのは医者のエゴであって、住民のために自分は何ができるのか、という医者の原点を見つめ直すこともできると思います。


講義のあとは学生さんたちと共に飲みに連れて行っていただきました。
そーめんの地獄炊き、美味しかったです!

長崎大学の皆さん、これからもよろしくお願いいたします。

あ、ちなみに翌日は休みだったので、10年ぶりに「亀山社中跡」に行ってきました。
昨年リニューアルされたそうで、ずいぶんきれいになってました。
やっぱり長崎は歴史があって楽しいですね~

(総合内科部門 坂西雄太)

2010年11月5日

第3回 総合内科ミニレクチャーのお知らせ!

地域医療支援学講座presents の
第3回 総合内科ミニレクチャーの日程が決まりました!


『診療の診断疫学~感度・特異の深イイ話~』

11月15日(月) 18:00~
@佐賀大学病院 卒後研修センター1F セミナー室

今回はこれまでのお話から一歩進んでより深い診断・検査の理解へと誘います。
30分くらいのミニレクチャーです。

研修医、医師はもちろんのこと、学生さんも大歓迎です!
学外からのご参加もお待ちしております!
(事前の申し込みは不要です)

2010年10月8日

ざっくばらん家庭医療勉強会 in ももち

先週末10/2に、九州家庭医療ネットワーク主催の第2回「ざっくばらん家庭医療勉強会 in ももち」に参加しました。

今回はスペシャルコラボ企画として、飯塚病院に定期指導に来られているピッツバーグ大学メディカルセンター医師による医学生・初期研修医向けセッションも合同開催されました。

 医師21名、医学生・看護学生25名の計46名が参加されました。


レクチャー、セミナーの内容は以下のとおりです。
1)テリー・スティルウェル先生(小児感染症専門医)によるレクチャー
  “米国小児感染症専門医研修の一日”

2)チャールズ・マケット先生(家庭医)と飯塚病院・家庭医療レジデント大杉先生によるケースディスカッション
  “外来で禁煙してもらうには”

3)頴田病院 本田宜久先生によるレクチャー  
  “米国ファミリーヘルスセンター見聞録”

4) 九州家庭医療ネットワーク主催 実技体験セッション
  唐津市民病院きたはた 指導医 西川武彦先生、江口幸士郎先生
  “膝はこうやって診察しましょう”

スティルウェル先生の講義では、米国小児医療の実情がわかりました。
マケット先生の講義では、禁煙治療を進めていく上でのポイントのわかりやい解説がありました。

本田先生の講義では、米国のクリニックの設備の様子や、それを日本によりよいものとして導入するにはというディスカッションが繰り広げられました。

西川先生、江口先生の講義では、普段とっつきにくい「膝の診察法」の実技指導がありました。

ピッツバーグの先生たちの講義には、飯塚病院の吉田伸先生が通訳をされたので、英語が得意でないひとでも安心して参加することができます。

またランチタイムや懇親会で直接、米国の現場のお話を聞くこともできます。

僕がスティルウェル先生とお話して印象的だったのは「日本は米国よりも子どもへの検査の回数が多い」との指摘でした。
僕は、それは国民皆保険のため検査がしやすいからでは?と答えましたが、彼女は「いや、そうであっても検査は侵襲を伴うので必要最低限にすべき」とのことでした。
検査前確率や、本当に検査結果が治療方針に影響するのか、臨床経過にみで判断できないか、などもう一度わが身も振り返らないといけないな、と思いました。

当日の会場は、飯塚病院の経営母体である飯塚グループの麻生塾研修センターでありました。
百道(ももち)に立地するビルの9階にセンターがあり、休憩室からの眺めはSo NICE!!でした。

そして勉強会のあとは会場近くで懇親会がありました。

30名ほどが参加し、勉強会のタイトル通り「ざっくばらん」な雰囲気で、ピッツバーグの先生や飯塚病院、唐津市民病院きたはたの先生方とも楽しくお話ができました。

そして、なによりも目をキラキラさせた学生さんたち(佐賀大、熊本大、産業医大、久留米大など)とお話ができて、とても嬉しかったです。
そんな嬉しさとビールの勢いで(というか吉田先生や西川先生の陰謀で?(笑))

次回、第3回九州家庭医療ネットワーク「ざっくばらん勉強会」は、佐賀で開催することを宣言してしまいました!
開催時期はおそらく12~3月ころになるかと思います。
会場は佐賀大学病院敷地内の卒後臨床研修センターを予定しています。

地域医療支援学講座のみならず佐賀大学病院・総合診療部や卒後臨床研修センターの先生方にもご協力していただく予定です(もちろん佐賀大・学生のみなさんもよろしくお願いします)

施設間の壁をひらりと超え、この勉強会を通しての繋がりが九州の、ひいては日本の、いや世界の(笑)、家庭医療・地域医療の発展のためになると信じています!

(総合内科 坂西雄太)

2010年10月6日

総合内科「ミニ」レクチャー 2回目 無事終了

10月4日(月)総合内科「ミニ」レクチャーの2回目、
「診断の臨床疫学~どの結果を信じる?~」が無事終了しました。

今回も学内、学外合わせて20名以上の方に来ていただき大変嬉しく思います。

今回は、検査前の情報も検査結果も、(重みの違いはあれ)いずれも同様に疾患の可能性を示唆する情報であるということ、また「外さない診断」をするためには個々の情報から疾患の可能性を考慮して判断すること、について健診での血圧値の判断を例にとってお話しました。

診断学や総合内科・総合診療、さらには臨床研究に興味を持つ学生さんや若い先生が実は多いということをこちらに来て知りました。

彼らの知的好奇心を満たせるような話をしたいと心がけています。

そのためには私自身も常に勉強し直さねば・・・。大変ではありますが、遣り甲斐のある仕事ができることを有り難く思っているところです。

(総合内科 杉岡隆)

2010年9月19日

第2回 総合内科「ミニ」レクチャー 日程決定!

前回、多くの方に参加いただいた総合内科「ミニ」レクチャーの第2回を行います。

日時:10月4日(月) 18:00~
場所:佐賀大学病院 卒後臨床研修センター 1階セミナー室

今回もメインテーマは臨床疫学(EBM)で、検査結果・データの吟味について杉岡隆教授がお話します。

学生さんや研修医以外の医師、また学外からの参加も大歓迎です。
とくに申し込みも必要ありませんので、みなさんお気軽にお越しください!

2010年8月31日

総合内科ミニレクチャー第1回始まる!

昨日、総合内科「ミニ」レクチャーシリーズ第1段「診断の臨床疫学~診断の達人への道~」を開催しました。

雷雨の中にも関わらず学生、研修医の皆さんをはじめ多くの方に集まっていただきました。
特に八女市の八女リハビリ病院から臨床疫学研究に興味を持った方々がたくさん来てくださったのはとてもうれしかったです。
おかげで講義にも熱が入りました。

臨床疫学は日常診療をより良くするための科学であり、日々の臨床を楽しく充実したものにするための視点を与えてくれるツールとも言えます。
臨床研究を行うための基礎でもあり、またコミュニケーションや診療態度にも適用できる考え方です。

これから定期的にレクチャーを続け、診断から治療、予防、ケア等、日々の臨床における臨床疫学的な考え方を伝えていきたいと思っています。

多くの方々の参加をお待ちしております!
(総合内科 杉岡)

2010年8月12日

総合内科「ミニ」レクチャーシリーズを始めます!

地域医療支援学講座の総合内科部門では
学生・研修医を対象に、総合内科「ミニ」レクチャーシリーズを開始します!

忙しい研修医の先生たちを考えて、毎回30分くらいの「ミニ」レクチャーです。
総合内科医に必要な診断学、臨床疫学、臨床研究の手法などを中心にお送りする予定です。

予防医療や地域医療、医療行政のことなんかもしたいなと思っています。
そのほか、皆さんのリクエストにもお応えします!


第1回目は・・

  診断の臨床疫学~診断の達人への道~

 8月30日(月) 18:00~
 佐賀大学病院 卒後臨床研修センター 
                 1F セミナー室

あ、もちろん学外からのご参加も大歓迎です(事前の申し込みは不要です)。

2010年7月14日

SPセッション!

先日、院内の総合診療部外来実習中の5年生のSPセッションを見学させてもらいました。

SPとは、岡田くん演じる「要人警護のための私服警官」。
・・・ではもちろんなく、
「模擬患者=Simulated Patient」のことです。

医学教育では、このSPさんたちが医学生や研修医が問診や診察の研修のときに「患者役」を演じてくださいます。
SPになるのにももちろん訓練が必要で、みなさん勉強会などに参加され、日々研鑽されています。

佐賀大学医学部のSPさんたち(一般の方々)の歴史は長く、すばらしい役者さんが揃っています。
僕も学生のとき(12年前?)に、医療面接(問診)の実習でお世話になりました。

で、今回のSPセッションは「医学生が患者さんに禁煙外来を勧める」というものでした。
患者設定には二通りあり、それぞれ2名ずつの学生がセッションを受けました。

患者役のSPさんとは別に、別室で十数名のSPさんがセッションの様子をモニターで見られ、その方たちからのフィードバックもあります。
またセッションの様子はDVDに録画され、後日、学生は自分の医療面接の様子を客観的に見ることもでき、自分で気づいていなかった話す際のくせ、声の大きさなどもわかります。

当たり前ながら、ひと(患者さん)も学生や医師もひとりひとり個性があるので、医療面接もひとつの決まった「正解」はありません。

相手の反応、理解度を見ながら、話し方なども変えなければなりません。
大げさにいえば、一期一会となることもあり、そこが医療面接の難しさであり、面白さでもあると思います。

5年生たちは、僕らが学生であったときよりもずっとお話が上手で誠実に説明する様子に好感がもてました。それ以上にSPさんの演技が上手い!
SPさんたちによっても医学教育は支えられているのであります。

研修医教育にも、このSPセッションを取り入れることがもっとできれば、と思いました。
(総合内科 さかにし)