今週月曜日の小城(おぎ)市議会で承認され、小城市では4月から佐賀県内初となるロタウイルスワクチンの公費助成が開始されます!
ロタウイルスは嘔吐下痢症の原因になるウイルスです。
日本ではロタウイルス嘔吐下痢症が命に関わることは少ないですが、入院は年間7万人台とかなり多く、外来受診はさらに多くなります。
ロタウイルスワクチンを受けることによって、ロタ胃腸炎の重症化を予防できます。
子どもたちはもちろん、看病する保護者や小児科医の負担を軽減することができます。
いま日本で承認されているロタウイルスワクチンは生後6〜24週で2回の経口接種が必要です。
小城市では1回5000円の助成で2回助成されます。
個人的にはほかにも水痘(みずぼうそう)やおたふくかぜ、B型肝炎のワクチンについても助成をしてもらえればと思いますが、少しずつでも自治体による助成が広まって、最終的には必要なワクチンは定期接種化されればと思います!
ちなみに僕の第二の故郷の北海道幌加内町では昨年12月より、ロタウイルスワクチンの公費全額助成が開始され、これで幌加内町の任意ワクチンの公費全額助成は7つ目のなります。
人口が多い自治体では公費の全額助成は難しいかもしれませんが、少しでも公費助成がなされると自治体から保護者への情報提供がなされるので、自治体からの任意ワクチンの情報提供がほとんどない現状では、それだけでも意義深いと思います。
いや、しかし、ほんとに必要なワクチンは定期接種化してほしいものです。
(総合内科部門 坂西雄太)
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