2012年8月20日

自治医大・佐賀大学医学部合同夏期実習2012その1


81617日に自治医大・佐賀大学医学部合同夏期実習を行いました!

この実習は、佐賀県健康福祉本部医務課と佐賀大学医学部の共催で、佐賀県枠の自治医大と佐賀地域枠の佐賀大医学科生1−4年生が一緒に参加する合同夏期実習です。もともと佐賀県が自治医大生を対象に行っていた夏期実習に、昨年からは佐賀大学医学部生も参加させてもらうかたちで合同で行い、今年で2回目になりました。

佐賀大学側として本講座総合内科部門と学生サービス課が担当させていただいています。

今年度は、初日は離島班(加唐島、馬渡島、小川島)と山間部班に分かれて夕方に唐津で合流し、2日目は全員で伊万里有田共立病院を見学させていただき、最後に佐賀大学医学部の地域医療支援センターでまとめを行いました。

学生さんは、自治医大から9名、佐賀大学医学部から8名参加しました。
昨年は合同実習の初年度ということもあり初めはみんな緊張した様子でしたが、今年は昨年一緒だった学生さんもいて初日から和気藹々とした雰囲気でした。

離島の診療所には、自治医大卒業の医師がそれぞれ常勤で勤務されています。唐津市立加唐島診療所の神下先生、馬渡島診療所の小楠先生、小川島診療所の福田先生にお世話になりました。

当日は快晴のなか唐津市の呼子から船で20分ほどの各島に渡り、午後の診療までは釣りをして楽しみました。(僕が引率した加唐島チームの釣果は0でしたが、楽しかったです)

午後からは各診療所で先生や患者さんのお話を伺ったり血圧測定などをさせていただきました。お盆明けと言う事もあり、加唐島診療所には午後受診される患者さんはおられませんでしたが、2時間たっぷり神下先生とお話させていただき学生さんには貴重な経験でした。

山間部班は佐賀市立富士大和温泉病院(地域総合診療センター)の木須院長と徳冨先生、神埼市立脊振診療所の徳田先生(自治医大OB)、佐賀市立三瀬診療所の西先生(佐賀大学病院総合診療部より派遣)、唐津市七山の阿部医院の阿部先生(同・総合診療部OB)にお世話になりました。

昨年の山間部班は佐賀大学の学生のみでしたが、今年は自治医大の学生さんにも参加してもらいました。山間部実習でも患者さんとお話をさせていただいする機会を設けていただき、学生さんたちもとても勉強になりました。僕が大学で行う講義では質問を尋ねても「しーん。」としてしまうことが多いのですが(苦笑)、今回の実習では学生さんからひっきりなしに診療所の先生に質問がなれされ、参加している学生さんたちの意識の高さに感動しました。

とくに低学年の学生さんたちは、いままで臨床の現場に出る機会がほとんどなく、また佐賀大学の学生は高学年であっても離島や山間部診療所で実習する機会はほとんどないためとても良い刺激をいただきました。

各診療所の先生方と看護師さん、実習にご協力してくださった地域の患者さまと住民のみなさまには心より感謝いたします。

各班は夕方に唐津で合流し、夜は懇親会を行いました。
懇親会には佐賀県内で診療されている自治医大OBの先生方や伊万里有田共立病院の井上院長、唐津市民病院みたはたの大野院長など多くの医師や、行政からは佐賀県医療統括監の古川先生はじめ佐賀県健康福祉本部医務課地域医療体制整備室のみなさんや唐津市保健福祉部保健医務課のみなさん、昨年一緒に県職員としてこの合同実習を行い、現在は厚生労働省福岡検疫所の山本先生も参加されました。

若い学生さんたちも初めは緊張した様子もありましたが、医師や行政の先輩方とお話する機会はほとんどないため、色々勉強になったと思います。

〜その2に続く〜
(総合内科部門 坂西雄太)

0 件のコメント:

コメントを投稿