2011年9月27日

復興の狼煙(のろし)ポスタープロジェクト

東日本大震災の被災地支援のひとつとして『復興の狼煙(のろし)ポスタープロジェクト』というものがあることを佐賀の方から教えていただきました。

九州のみなさんにも、ぜひ、そのホームページを見ていただきたいと思います。

以下、ホームページから引用します。

「様々な想いを胸に秘めながら、前を向いて歩み始めようとする釜石市民。

 彼らから感じた「人間の強さ」、そのままを伝えたいと願った盛岡の広告人。

  苦しみながら悩みながら「今」を撮ることで答えを見つけようとした東京のカメラマン。」

様々の人々の想いがポスターの形になりました。

「このポスターを見て何かを感じてくださった方々の想いが、

  前を向き必死に生きようとする人々の明日への力となってくれること。

それがこのプロジェクトの唯一の目的であり、私たちからの切なる願いです。」


このポスターはHPで購入することができ、そのお金は撮影地の自治体に寄付されます。

僕らの地域医療支援学講座が入っている「地域医療支援センター」の2階への階段、
廊下に「復興の狼煙」ポスターの一部を展示しています。

学内のみなさん、ぜひご覧ください!
(10月にある学祭「むつごうろう祭」でもこのポスターを掲示してもらう予定です)

(総合内科部門 坂西雄太)

2011年9月19日

第5回ざっくばらん家庭医療勉強会のご報告

917日(土)に第5回ざっくばらん家庭医療勉強会が佐賀大学医学部にある「地域医療支援センター」で開催されました。
唐津市民病院きたはたの家庭医の先生方が主催、当講座も共催でお手伝いさせていただきました。


今回は佐賀大学のみならず、長崎大学、熊本大学、大分大学医学部から多くの学生さんが参加してくれました。医学科の1年生~6年生まで幅広く集まってくれました。


当日のレクチャーは以下のとおりです。

 
「家庭医としての学び方を実感してみる~振り返りという学習法~」
 菊川 誠 先生  九州大学医学研究院医学教育学部門助教

「診察の重要性を数字で感じてみよう」
 杉岡 隆 先生 佐賀大学医学部地域医療支援学講座教授

「雲の上の診療所体験~北アルプス・夏山診療所に参加してみませんか~」
 宮本 裕介 先生 唐津市民病院きたはた

 
「患者中心の医療入門」
 西川 武彦 先生 唐津市民病院きたはた

ケースディスカッション「糖尿病患者の教育入院」
  久田 祥雄 先生 佐賀大学 地域医療支援学講座 
                                  総合内科医育成プログラム後期研修医 
  (コメンテーター同講座 総合内科部門 蘆田 健二 先生)

「地域医療の中で思うこと」
 
阿部 智介 先生 阿部医院(佐賀県唐津市七山)


レクチャーによっては、グループディスカッションもあり、学生さんと後期研修医も関係なく、みんな活発に話し合われていました。

いろんな大学から来てくれた、やる気に満ち溢れた学生さんたちに会うと毎回のことながら、こちらも元気をもらって、近い将来の九州の、日本のプライマリ・ケアは確実に変わっていくという確信が持てます。

今回、医師側からは九州大学・医学研究院医学教育学部門、飯塚病院・総合診療部、長崎大学へき地医療再生支援・教育機構、唐津市民病院きたはた、佐賀大学・総合診療部、阿部医院、佐賀大学医学部地域医療支援学講座・総合内科部門から参加がありました。
各施設でも教育、診療のレベルアップを図りながら、より良い教育、医療が提供できるよう頑張っていきたいと思います。

 次回のざっくばらん家庭医療勉強会は1119日(土)に熊本大学で開催予定です!
(総合内科部門 坂西雄太)

2011年9月16日

レクチャー・勉強会目白押し

914日には当講座の久田先生による総合内科ミニレクチャー「レジオネラのひみつ」、


そして15日にはプライマリケアレクチャーシリーズで当講座の蘆田先生による「甲状腺中毒症の診療」がありました。


どちらもとても勉強になる内容で、私自身も大変参考になりました。

 
「レジオネラのひみつ」では当院・感染制御部の青木洋介先生にもコメントをいただきました。

自ら学んだことを発信し、またさらに学び続ける、大変ではありますがとても重要なことだと思います。

これからさらに第2段、3段と当講座のレクチャーシリーズは目白押しです。
より良い総合内科医になるために皆で一緒に勉強していきましょう。

(総合内科 杉岡隆)

2011年9月14日

『甲状腺中毒症の診療』レクチャーのお知らせ

日中はまだまだ真夏のような日もありますが、みなさまお元気でしょうか?

あと5時間後ですが、本日(9/14)18時より佐賀大学病院・卒後研修センターにて
地域医療支援講座presents
「総合内科医育成プログラム」の後期研修医の久田先生による
『レジオネラのひみつ』ミニレクチャーがあります。

当講座の蘆田先生および当院・感染制御部の青木洋介先生がゲストコメンテイターです。

レジオネラの秘密が知りたい方は是非ご参加くださいっ!
事前申し込み等はもちろん不要です~


 

続けて学内および近隣のみなさま、ならびに全国のPCLS参加施設の皆々さまにアナウンスです。

明日(9/15)朝7時半~ 札幌医科大学地域医療総合医学講座主催のプライマリケアレクチャー(Webで全国生中継)で、
当講座総合内科部門(代謝内分泌・糖尿病)の蘆田健二先生による
『甲状腺中毒症の診療』レクチャーがあります!

佐賀のみんなは、朝早いけど、三文の得をゲットすべく、佐賀大学医学部内の地域医療支援センター2階セミナー室(正門横の三階建て)に7時半に集合してください!!

全国の皆さまはPC画面を通してお会いしましょう!
(って僕がレクチャーするわけではありませんが)

(総合内科部門 坂西雄太)

2011年9月5日

総合内科「ミニ」レクチャーシリーズ『レジオネラのひみつ』

9月14日(水) 18:00~ 佐賀大学病院 卒後臨床研修センター 1F セミナー室にて

地域医療支援学講座 総合内科育成プログラム 後期研修医の

久田祥雄先生が『 レジオネラのひみつ 』についてお話してくださいます。

コメンテーターは、感染制御部の青木洋介先生

総合内科部門の蘆田健二先生です。




学生さんも大歓迎ですので、どうぞ聞きにいらしてください!
お待ちしてます。

事前申し込みは不要ですが、お問い合わせはこちらまでお願いします。





(地域医療支援学講座 事務)







 

2011年9月2日

総合内科医 後期研修プログラム説明会のお知らせ

総合内科医 後期研修プログラム説明会のお知らせです。
~幅広く対応できる内科医を育成する 地域立脚型 後期研修~

9月8日 木曜日18:00~
佐賀大学病院 卒後臨床研修センターの1階のセミナー室にて説明会があります!

幅広く診療できる内科医になりたい方、
内科方面を目指しているが専門はまだ決めていない方、内科の土台・診断学をしっかり身につけたい、将来開業も含めて地域医療、家庭医療に興味がある方にお勧めします。

プログラムの特色として、
・県内4つの中核病院をローテート(各病院の得意とする分野を研修できる、先輩、後輩、同僚医師とのネットワークづくり、各地域の実情に応じた研修を経験できる)

・週1回は佐賀大学病院での研修日を確保

佐賀大学助教の身分・給与で研修(最低2年間)

現在、後期研修医 7名です!
ご参加お待ちしております!!

事前申し込みは不要ですが、お問い合わせはこちらまでお願いします。

(地域医療支援学講座  事務)

2011年9月1日

またまた、倉田です。。

おはようございます。。 総合内科医育成プログラム1年目の倉田です。
昨日の寝不足のため、あくびが止まりません・・・。久々に天気がいいので、洗濯物が乾きそうです。

先日、糖尿病内科での頸部エコーの風景を投稿させて頂きました。もう少し、写真をアップしたかったのですが。あんまし、パシャパシャ撮影していると怪しまれるので・・。

今後も乞う御期待!!

今回は、とりあえず・・、
自分が実際にどんなふうに総合内科研修を行っているかご報告します。

今年の4月から、プログラムに参加してます。
4~6月 佐賀大学病院 総合診療部
7~9月 佐賀大学病院 糖尿病・内分泌内科
10月からは、県立病院好生館へ異動します。

まあ、研修医時代のローテートに近い感じですね。。
ただし、研修医と違い、やはり責任感を持って診る必要があります。
(研修医の時は、なんでも上の先生に聞けますが・・。)

そうはいっても、周囲の先生方がすごく目にかけてくれるので安心して勉強する事が出来ます。

去年までは、小児科をしていたので最初は戸惑いもあったけど、まあ問題ないですね。
それぞれの具体的な内容については、またご報告しま~す。

倉田 毅

自治医大・佐賀大学 医学生の合同夏期実習 報告~その2~

少し間があいてしまいましたが、合同夏期実習のご報告~その2~です。

合同夏期実習の2日目は、まず唐津赤十字病院見学を行いました。

同病院の院長、地域連携室長はじめ4人の先生よりお話を伺いました。また同病院で研修中の初期研修医の先生たちが院内案内をしてくれました。

唐津日赤の先生方、平日のお忙しいなか、ありがとうございました。

その後、佐賀大学医学部の地域医療支援センターで前日の離島&山間部医療実習の合同ディスカッションとして「フォトボイス」発表会を行いました。

フォトボイスとは、「地域を見る(視る・観る・診る)目を養う」ための方法のひとつです。

今回の夏期実習では佐賀県の離島または山間部に実際に行って、その地域や現場の医療を体験してもらったわけですが、より積極的に実習に参加し、地域を観察してもらうためにフォトボイスをしてもらうことにしました。

 まず、学生各自がデジカメまたは携帯電話のカメラで、離島または背振・三瀬の地域や医療の特徴がわかるような1シーン(人物、景色など地域の特徴がわかるものなら、なんでも可)を実習中(1日目)に撮影します。(もちろん、この際に、患者さんや住民の方のプライバシー等などに対しては十分に配慮。)

  
で、2日目に地域医療支援センターで、7グループに分かれ、グループごとに各自の写真を見せあい、もっとも特徴的なシーンを捕えた写真を1枚選びます。

それをノートPCのパワーポイントで、スライド1枚に写真をコピペし、タイトルを付けます。

そして、グループの代表者1名ずつが、全員の前でそのスライドをプロジェクターで発表し、皆で質問やディスカッションをして、それぞれの学びをシェアしました。

 このフォトボイスを行うと、学生さんたちの地域や地域医療に対する視点がわかって、とても参考になります。また自治医大と佐賀大学の学生たちが一緒に作業することで一体感が生まれます(すでに前日の実習や懇親会で一体感は生まれていましたが。。)

 学生さんたちの発表では、各診療所の医療設備のことや、医師―患者関係についての報告がありました。とくに佐賀大学の学生にとっては、今回のような地域医療実習は初めてで、いろいろ感じたところがあったようです。実習レポートを楽しみにしています。

最後にまとめを行ったあと、解散になったわけですが、学生同士でメールアドレスを交換したりと和気藹々としていて、初日のお互いに少しよそよそしい感じは全くなく、完全に打ち解けている姿を見て、おじさん達は本当に嬉しくなりました。

 12日の短い間でしたが、今回のつながりをこれからも大事にしてほしいと思います。

 佐賀県医務課や地域医療振興協会佐賀県支部、佐賀大学医学部学生課の皆さまには大変お世話になり、ありがとうございました。

来年度もコラボさせていただき、実りある夏期実習が開催できればと思います!

(総合内科部門 坂西雄太)