『プライマリ・ケア・レクチャーシリーズ 』 2012年5月のお知らせです。
毎週水曜 ケースカンファレンス
毎週木曜 レクチャー
ともに朝7:30~8:00
佐賀大学医学部 地域医療支援センター 2階 セミナー室
5月 9日(水) ケースシェアリングカンファレンス
幌加内町国保病院
5月16日(水) 症例クイズ 京都府与謝の海病院
5月23日(水) ケースシェアリングカンファレンス 江別市立病院
5月30日(水) 抄読会 西伊豆病院(静岡県)
5月10日(木) 診療報酬について 八木田 一雄 先生
5月17日(木) どんでん返し 山中 克郎 先生
5月24日(木) こむら返り 坂戸 慶一郎 先生
5月31日(木) 地域で出会うanimal bite 稲熊 良仁 先生
皆様のご参加お待ちしております。
地域医療支援学講座 事務
2012年4月24日
2012年4月22日
日本小児科学会学術大会@博多なう
今週末は日本小児科学会の学術大会が博多で開催されています。
昨日は、先月まで本講座「小児救急総合部門」に所属していた溝口達弘先生が「疼痛のため歩行困難となったSweet病の女児例」についてポスター発表されました。
笑顔を絶やさない余裕の発表でした!
僕は同学会の国際シンポジウム『世界と日本のワクチンギャップPart3』を聴きに行きました。
Hibワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、HPVワクチン、ポリオワクチン(OPV,IPV)、ロタワクチンそして同時接種についてなど、いろいろ勉強になりました。
先日、厚労省で「単独の不活化ポリオワクチン(IPV)」の承認が決定され、9月からの導入が発表されました。
今後の接種スケジュール等については4月23日に開催される「不活化ポリオワクチンの円滑な導入に関する検討会」で検討されるとのことですので、動向に注意しましょう。
厚生労働省:ポリオワクチン情報はこちらから。
(総合内科部門 坂西)
昨日は、先月まで本講座「小児救急総合部門」に所属していた溝口達弘先生が「疼痛のため歩行困難となったSweet病の女児例」についてポスター発表されました。
笑顔を絶やさない余裕の発表でした!
僕は同学会の国際シンポジウム『世界と日本のワクチンギャップPart3』を聴きに行きました。
Hibワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、HPVワクチン、ポリオワクチン(OPV,IPV)、ロタワクチンそして同時接種についてなど、いろいろ勉強になりました。
先日、厚労省で「単独の不活化ポリオワクチン(IPV)」の承認が決定され、9月からの導入が発表されました。
今後の接種スケジュール等については4月23日に開催される「不活化ポリオワクチンの円滑な導入に関する検討会」で検討されるとのことですので、動向に注意しましょう。
厚生労働省:ポリオワクチン情報はこちらから。
(総合内科部門 坂西)
2012年4月17日
マタニティクラブ『赤ちゃんと家族を守るワクチンの学校〜なるほど!予防接種〜』のお話をしました。
今日は佐賀市のマタニティクラブ(母親学級)で『赤ちゃんと家族を守るワクチンの学校〜なるほど!予防接種〜』というテーマでお話をさせていただきました。
マタニティクラブは、だいたい火曜日に佐賀市のアバンセ2階幼児室2で開催されています。
ずーっと妊婦さんにワクチンについてのお話をさせていただきたかったので、嬉しかったです。今回は妊婦さんに限らず、ワクチンに興味のある方も参加OKとさせてもらいました。
初めにマタニティクラブのスタッフ(Happy Birth Project)さんによる絵本の朗読がありました(お話にちょっと感動)。
ワクチンについてお話したいことは山ほどあるのですが、限られた時間なので、内容はだいぶ絞りました。
佐賀新聞の記者さんと男の子の赤ちゃん以外は、女性ばかりだったので緊張しました(笑)
本日のメニューは、「ワクチンってなんだろう?」「赤ちゃんに大切なワクチンは?」「お母さん、お父さんにも大切なワクチンは?」「ワクチンについてのQ&A」の4本立てでお送りしました。
まず、ワクチンについて考えるために例えとして「ワクチンはチャイルドシート」を挙げました。
チャイルドシートは「万が一の事故」から子どもを守るためのものですが、いままで交通事故に合ったことがないからといってチャイルドシートをしない理由にはならないと思います(法律でもありますが)。また、昔はチャイルドシートなんてなかったんだから、チャイルドシートをしないくていいってことにもならないと思います。ワクチンについても同じことが言えるのではないでしょうか?
チャイルドシートは「万が一の事故」から子どもを守るためのものですが、いままで交通事故に合ったことがないからといってチャイルドシートをしない理由にはならないと思います(法律でもありますが)。また、昔はチャイルドシートなんてなかったんだから、チャイルドシートをしないくていいってことにもならないと思います。ワクチンについても同じことが言えるのではないでしょうか?
赤ちゃんに大切なワクチンについては、定期接種ワクチンについてはいろんな情報提供があると思いましたので、任意接種ワクチンのうち髄膜炎(ずいまくえん)を予防するヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ウイルスワクチン、ロタウイルスワクチンについてご紹介しました。
ちなみにロタウイルスワクチンについては、佐賀県内では唯一、小城市がこの4月から接種費用の助成(1回5000円を2回)しています。
ちなみにロタウイルスワクチンについては、佐賀県内では唯一、小城市がこの4月から接種費用の助成(1回5000円を2回)しています。
ほんとは1才から接種できる水痘(みずぼうそう)ワクチンやおたふくかぜワクチンもとても大切なのでご紹介したかったのですが、今回は泣く泣く割愛しました。
それぞれのワクチンについては『VPDを知って子どもを守ろう。の会』のホームページに解説がありますので、ぜひこちらをご覧ください!
それぞれのワクチンについては『VPDを知って子どもを守ろう。の会』のホームページに解説がありますので、ぜひこちらをご覧ください!
お母さん、お父さんにも大切なワクチンとしては、B型肝炎ウイルスワクチンや「いわゆる」子宮頚がんワクチン(HPVワクチン)についてお話しました。
子宮頚がんについては、現在のワクチンでは100%の予防はできないため、それ以外の予防方法として性交開始年齢を遅くすること、コンドームの継続使用(ただし100%の予防はできない)、禁煙、そして定期的な子宮がん検診について解説しました。
また4価のHPVワクチンで予防できる尖圭コンジローマについてもお話しました。
それ以外にもお父さんへの風疹ワクチン接種の大切さとかもお話したかったのですが、こちらも泣く泣く割愛。次の機会にお話できればと思います。
Q&Aの内容もご紹介したいのですが、今日はこの辺で。
医学生よりも(まあ、リアリティが全然違いますからね)よっぽど熱心な妊婦さんたちからたくさん質問もいただけました。
話したいことが多すぎて、ブワ〜と早口でしゃべってしまった気がしますが、今日のお話がワクチンについて考える・学ぶきっかけになったら嬉しいです。
会場には助産師さんや赤ちゃんづれの小児科の先生もおられ、釈迦にセッポーでもありましたが、これからもいろんな職種で連携できればと思います。
話したいことが多すぎて、ブワ〜と早口でしゃべってしまった気がしますが、今日のお話がワクチンについて考える・学ぶきっかけになったら嬉しいです。
会場には助産師さんや赤ちゃんづれの小児科の先生もおられ、釈迦にセッポーでもありましたが、これからもいろんな職種で連携できればと思います。
資料として『VPDを知って子どもを守ろう。会』の予防接種スケジュールや予防接種についてのリーフレットをお配りしました。ぜひ、ママ友さんにもご紹介していただればと思います。
赤ちゃんと家族を守るためのワクチンについて、理解を深めていただければと思います!
(総合内科部門 坂西雄太)
2012年4月12日
『赤ちゃんと家族を守るワクチンの学校〜なるほど!予防接種〜』のお知らせ
4月17日(火曜)午前10時半〜 佐賀市内のアバンセでおこなわれる
マタニティクラブのなかで
『赤ちゃんと家族を守るワクチンの学校〜なるほど!予防接種〜』という予防接種、ワクチンについてのお話をさせていただきます。
(当日は託児もできますので、お申し込み(下記の「育楽プロジェクト」ブログより)時にご相談ください)
みなさんがなんとなく感じているワクチンに対しての不安や疑問点にもお答えしたと思っています。
赤ちゃんを病気から守るには、生後2ヶ月からのワクチン接種が理想的です。
(「ワクチンデビューは生後2ヶ月から』)
でも産後はなにかとバタバタしていると思いますので、あっちゅー間に生後2ヶ月になってしまうと思います。
ですので、産前から少しずつ赤ちゃんのワクチンについて学んでいただければと思います。
また、赤ちゃんだけでなく家族みんなを守るワクチンについても、少しご紹介する予定です。
プレママさんはもちろん、お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、そのほかワクチンについて興味がある方はどなたでも歓迎いたします。
詳細、お申し込みは下記、ブログにてお願いします。
みなさんのご参加をお待ちしています!
(総合内科部門 坂西雄太)
2012年4月9日
「かたらん場(座談会):とつきとおかの贈りもの」に参加しました
4月7日土曜日は、『育学(いくがく)プロジェクト』からのプロジェクトのひとつである「Happy Birth Project」の企画「かたらん場(座談会):とつきとおかの贈りもの」に参加させてもらいました。
今回の「かたらん場:とつきとおかの贈りもの」は、同プロジェクトのほかに、佐賀市こども課、佐賀いのちを大切にする会、そして当講座の共催で、僕は初めてのファシリテーター(見習い)として参加させてもらいました。
会場は、佐賀市内のほほえみ館でありました。ほほえみ館では、託児サービスもあるので、僕も子どもたちを連れて参加しました。
「かたらん場」についての詳細はこちらをご覧いただきたいのですが、今回は「ハッピーなマタニティライフ」をテーマに、妊婦さんやお母さんたち、そしてテーマに関心がある方が参加されました。
はじめに深川真由美さんによる「ヨガのプチレッスン」があり、心も体もリラックスしてから、会が始まりました(ヨガ、気持ちよかった〜)。
5−6人のグループに分かれ「妊娠中におこる変化について知っていること」「いまある妊娠中のサポートについて知っていること」をまず、グループで話合いました。
それを全体で発表し、それらを見て、「出産前後でもっとこんなサポートがあったらいいな」ということを再び、グループに分かれて話合います。
最後にそれを全体で共有し、それぞれが3つまで「あったら良いと思うサポート」に投票をしていきます。
これらのサポートの希望は、後日にスタッフで再度まとめて、きちんとプロダクトとして行政などにも反映できるように活動していく予定です。
個人的な感想としては、今回のかたらん場に参加する前には、もっと助成制度とかシステムについての要望が多いんじゃないかと思っていたんですが、実際は、ちょっとした声かけやご近所での支えなど「周囲のサポート」や、パパを対象とした産院での教室やパートナーとのコミュニケーションの上手な取り方を学びたいといった「夫(パートナー)からの精神的なサポート」が欲しいという声が多かったことが新鮮でした。
新鮮でした。と、いうことは僕も奥さんへの配慮が足りないんでしょうね・・・
今回は、男性は(ちびっ子以外)僕だけだったので少し緊張しましたが、とてもいい経験をさせてもらいました。
最後に各団体からのメッセージがあり、僕は本講座の説明と「VPDを知って、子どもを守ろう。の会」のリーフレットや予防接種スケジュールについて紹介をさせていただきました。
4月17日(火曜)には、「育学プロジェクト」の「マタニティクラブ」で赤ちゃんの予防接種、ワクチンについて、お話をさせていただきます。
妊婦さんだけではなくて、産後のお母さんたちも大歓迎ですので、多くの方のご参加をお待ちしています!
詳しくはこちらをご覧ください。
これからも、少しずつ、病院の外でもいろんな方との交流を持てればと思っています。
(総合内科部門 坂西雄太)
2012年4月2日
地域総合診療センターがオープンしました!
本日より佐賀市立富士大和温泉病院内に「佐賀大学附属病院 地域総合診療センター」が運営を開始しました!
この地域総合診療センター(略して地総センター)は、佐賀県と佐賀市の協力により設立されました。
詳細は、同センターのホームページをご覧ください。(地域総合診療センターのホームページはこちらを。)
全国と同様に、佐賀県でも地域医療を支える、断らずにまずはなんでも診ることのできる「総合内科医、総合診療医」が不足しています。
当講座の「総合内科医育成プログラム」もこの問題を解決するために、総合内科医の育成を行っています。また、もともと佐賀大学病院には国立大学では初めて設置された総合診療部があり、以前より総合診療医の育成を行っています。
今回の地総センターでは、本講座の「総合内科医育成プログラム」で研修している医師や佐賀大学病院・総合診療部の若手医師が、大学病院なのではかえって経験しにくい一般的な肺炎や心不全、尿路感染症などの診療を行いながら、総合内科の実践経験を積んでいきます。
また総合診療部・教授である山下先生がセンター長をつとめ、山下先生はじめ総合診療部の京楽講師や、本講座の杉岡教授やわたしが指導医として、定期的に地総センターに出向いて回診やカンファレンスを一緒に行います。
今後、この地総センターで多くの若手医師が育ち、佐賀県全体の地域医療を支えることができるうようになるのが総合診療部や地域医療支援学講座の僕らの夢です。
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします!
(総合内科部門 坂西雄太)
この地域総合診療センター(略して地総センター)は、佐賀県と佐賀市の協力により設立されました。
詳細は、同センターのホームページをご覧ください。(地域総合診療センターのホームページはこちらを。)
全国と同様に、佐賀県でも地域医療を支える、断らずにまずはなんでも診ることのできる「総合内科医、総合診療医」が不足しています。
当講座の「総合内科医育成プログラム」もこの問題を解決するために、総合内科医の育成を行っています。また、もともと佐賀大学病院には国立大学では初めて設置された総合診療部があり、以前より総合診療医の育成を行っています。
今回の地総センターでは、本講座の「総合内科医育成プログラム」で研修している医師や佐賀大学病院・総合診療部の若手医師が、大学病院なのではかえって経験しにくい一般的な肺炎や心不全、尿路感染症などの診療を行いながら、総合内科の実践経験を積んでいきます。
また総合診療部・教授である山下先生がセンター長をつとめ、山下先生はじめ総合診療部の京楽講師や、本講座の杉岡教授やわたしが指導医として、定期的に地総センターに出向いて回診やカンファレンスを一緒に行います。
今後、この地総センターで多くの若手医師が育ち、佐賀県全体の地域医療を支えることができるうようになるのが総合診療部や地域医療支援学講座の僕らの夢です。
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします!
(総合内科部門 坂西雄太)
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