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2012年4月22日

日本小児科学会学術大会@博多なう

今週末は日本小児科学会の学術大会が博多で開催されています。


昨日は、先月まで本講座「小児救急総合部門」に所属していた溝口達弘先生が「疼痛のため歩行困難となったSweet病の女児例」についてポスター発表されました。
笑顔を絶やさない余裕の発表でした!


僕は同学会の国際シンポジウム『世界と日本のワクチンギャップPart3』を聴きに行きました。
Hibワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、HPVワクチン、ポリオワクチン(OPV,IPV)、ロタワクチンそして同時接種についてなど、いろいろ勉強になりました。


先日、厚労省で「単独の不活化ポリオワクチン(IPV)」の承認が決定され、9月からの導入が発表されました。
今後の接種スケジュール等については4月23日に開催される「不活化ポリオワクチンの円滑な導入に関する検討会」で検討されるとのことですので、動向に注意しましょう。


厚生労働省:ポリオワクチン情報はこちらから。


(総合内科部門 坂西)

2011年2月8日

レジナビフェア2011 in 福岡に参加します!!

2月13日(日)に福岡国際会議場である「レジナビフェア2011 in 福岡」に佐賀大学病院も参加します。

卒後臨床研修センターのスタッフとともに、わが地域医療支援学講座の杉岡教授も参加いたします。
当講座の「総合内科医育成プログラム」「小児救急医育成コース」についてご紹介いたします。

ちなみに「総合内科医育成プログラム」は今年度に立ち上がった後期研修プログラムですが、

2010年度 2名
2011年度 5名の後期研修が決定しています。

今回のレジナビフェア用にポスターも新調しました(笑)
講座事務のNさんが作ってくれました。

ポスター向かって左のキャラ「すぎおか君」にくりそつな杉岡先生が会場におりますので
医学生・研修医のみなさん、お気軽に声をかけてくださいね~

(総合内科 坂西雄太)

2011年2月1日

手術ボランティア in ベトナム

2010年12月24日から31日までの8日間、ベトナム・ベンチェに行ってきました。
目的は、NPO法人日本口唇口蓋裂協会による手術ボランティアに参加すること。
全国約15の病院から口腔外科、麻酔科、小児科(2名)などの医師や看護師、学生、全部で45人が集まって、グエンデンチュー病院というその地区で中心となる病院で口唇口蓋裂の治療を行うというプロジェクトでした。

仕事
 小児科の主な仕事は、手術前診察、リカバリールーム(術後患者の観察室のこと)の運営、術後患者の全身管理などでした。
手術は3日間にわたって朝の7時から夜の8時くらいまで行われ、計37名の患者さんの治療を行いました。幸い大きなトラブルもなく、無事ミッションを終えることが出来ました。
また仕事以外の時間を使って、グエンデンチュー病院の小児科病棟を見学したり、現地の小児科医と話をしたりととても刺激的な毎日でした。

言葉
 当然のことですが、言葉は全く通じず、会話は通訳さんがいないと成り立ちませんでした。
しかし、常に通訳さんがいるわけではないので、身振り手振りでのコミュニケーションが主でした。全てが通じたわけではないですが、なんとなく雰囲気でコミュニケーションがとれているような気はしました。(勘違いかもしれませんが・・・)
またどこの国でもこどもたちの無邪気な笑顔は共通のものであり、そこに言葉はいらないんだなぁ、と改めて感じた旅でもありました。

食事
 ベトナムでは自由時間はほとんどなく、やはり楽しみは食べること。
行く前はお腹をこわすかな、と心配もしていましたが、行ってみると、ご飯はとてもおいしく、いろいろなものを食べることが出来ました。なかにはこれを本当に食べるのか?と思うようなものもありましたが、食べてみるとおいしかったり、想像通り×××であったり。
これまでにないいろんな経験が出来ました。
全体としては、非常に密度の濃い1週間の旅でした。

ボランティアってなんだろう、と考えたり、自分自身の小児科医としての未熟さを痛感したり。
どれもとても有意義な経験であり、今回の経験を、今後の自分自身の小児科医としての生活に生かしていけたらな、と思いました。
(小児救急総合部門 江藤 潤也)

2010年9月7日

子ども救急の新システム

ご報告が遅くなりましたが、
8月21日に佐賀市で開催された第6回九州・沖縄小児救急医学研究会は無事に終了しました。

当日は救急の会ということで99名(って偶然です)の参加がありました。
佐賀大学小児科とその関連施設からは5名、本講座からは総合内科部門の坂西と小児救急総合部門の辻講師が発表を行いました。

小児救急医学研究会ということで、臨床に即した発表が多く勉強になりました。


当日はサガテレビの取材も入っており、その様子が…

STSサガテレビ かちかちワイド内の「健康バンバン!」で9月2日に放送されました!

当講座・小児救急総合部門の人見准教授が生放送で出演し、小児救急総合部門が取り組んでいる佐賀の「子ども救急の新システム」について放映されました。
かちかちワイドのホームページから(こちら)視聴できますので、是非ご覧ください!!

(総合内科部門 さかにし)

2010年7月22日

第6回 九州・沖縄小児救急医学研究会 開始時間変更と一般演題のご紹介

1ヶ月後に佐賀市で行われる第6回九州・沖縄小児救急医学研究会の詳細をお知らせします。

前回、お知らせした時と開始時間が変更になっていますので、ご注意ください。


日時 : 平成22年8月21日(土) 12:20~

場所 : ホテルニューオータニ佐賀(佐賀市)


【学術情報】 12:20~12:30

ロイコトリエン受容体拮抗剤 キプレスについて(仮)
(杏林製薬 学術企画推進部)

【一般演題】 12:30~17:00

九州・沖縄各施設から小児救急臨床に関する演題(21演題)

①6歳未満で発症した急性虫垂炎の特徴と予後
 (北九州市立八幡病院 石原唯史先生)
②病態別にみた小児急性虫垂炎に対する治療方針
 (九州大学大学院小児外科学 柳祐典先生)
③当院における腸重積症例の検討
 (佐賀県立病院好生館 松本圭一郎先生)
④非特異的腸管炎症が続く重症CO中毒症の幼児の一例
 (九州厚生年金病院小児科 白水優光先生)
⑤当院で経験した血液培養陽性例の検討
 (佐賀県立病院好生館 古賀大介先生)
⑥化膿性股関節炎の1例
 (出水総合医療センター 石川珠代先生)
⑦数時間で敗血症性ショックとなった遅発型B群溶連菌感染症の一例
 (国立病院機構福岡東医療センター 田中裕子先生)
⑧気管内挿管を要した声門上喉頭炎(喉頭蓋炎)の一例
 (沖縄県立中部病院 又吉慶先生)
⑨RSウイルス感染症入院児の急性期症状と喘鳴/喘息との関係
 (熊本地域医療センター 樫木仁先生)
➉「地域基幹病院における2009年新型インフルエンザパンデミックの検証」-第2波への傾向と対策-
 (飯塚病院 林豪毅先生)
⑪過去10年間の小児ICU搬入症例のPELODスコアとその転帰
 (北九州市立八幡病院 藤野光洋先生)
⑫小児口腔・咽頭外傷症例の検討と診療指針の作成
 (北九州市立八幡病院 寺師英子先生)
⑬ネグレクトにより重篤な低体温症となった一例
 (国立病院機構福岡東医療センター 吉野憲司先生)
⑭急性硬膜下血腫に合併した網膜出血よりshaken baby syndromeが疑われた2例
 (宮崎大学 今村秀明先生)
⑮急性硬膜下血腫
 (佐賀大学小児科 一ノ瀬文男先生)
⑯外傷性くも膜下出血に伴ったたこつぼ様心筋障害を疑った小児の一例
 (沖縄県立中部病院 盛田大介先生)
⑰気管切開口からの出血を来した4才男児の一例
 (沖縄県立南部医療センターこども医療センター 浅井大介先生)
⑱小児誤嚥防止手術後に腕頭動脈気管瘻をきたし救命しえた5例
 (佐賀大学小児科 前田寿幸先生)
⑲溺水で当院へ同時に搬送された兄弟例の検証
 (唐津赤十字病院 飯盛智子先生)
⑳北海道幌加内町における全国初の6種任意ワクチン公費全額助成の実現とその経緯
 (佐賀大学地域医療支援学講座総合内科部門 坂西雄太先生)
21佐賀大学病院における小児急性期診療への新たな取り組み
 (佐賀大学地域医療支援学講座小児救急総合部門 辻功介先生)

【特別講演】 17:00~18:00 

座長 佐賀大学医学部 小児科 教授 濱崎 雄平 先生

『救急室で遭遇する、小児循環器疾患の診断と初療』

九州厚生年金病院 小児科  医長 渡邊 まみ江 先生  


* 研究会終了後に情報交換の場を用意しております
(なお、参加費として1,000円徴収させて頂きます)

共催 : 九州・沖縄小児救急医学研究会、杏林製薬株式会社


小児救急に興味のある、九州・沖縄在住及び近隣県の医師及び看護師、救急救命士などの救急隊、行政関係者、研修医・医学生の皆さんのご参加をお待ちしております!!

2010年6月30日

第6回 九州・沖縄小児救急医学研究会のお知らせ

小児救急に興味のある、九州・沖縄在住及び近隣県の医師及び看護師、救急救命士などの救急隊、行政関係者、研修医・医学生を対象に「第6回九州・沖縄小児救急医学研究会」が開催されます。

今回の当番世話人は、本講座「小児救急総合部門」の人見准教授が担当します。
研究会では一般演題と特別講演として九州厚生年金病院小児科の渡邊まみ江先生による「救急室で遭遇する、小児循環器疾患の診断と初療」があります。

日 時 : 平成22年8月21日(土)13:00~(予定)

場 所 : ホテルニューオータニ佐賀   

参加費 : 1000円


詳細は追ってこのブログ上や講座ホームページでお知らせします。
小児救急に興味のある皆さんの幅広いご参加をお待ちしております!

2010年6月8日

小児科救急・小児救命救急

佐賀新聞社発行の生活情報誌「f i t」 6月4日号に、当講座「小児救急総合部門」の人見先生の記事が載りましたのでご紹介します。


小児科救急・小児救命救急
自転車で転倒し、夜になって嘔吐。
どうしたら・・・

Q.今日の夕方1歳の子供と自転車に乗っていて転倒しました。子供はどこも痛がらなかったので病院には連れて行きませんでしたが、風呂に入れる時に肘とおなかの皮膚に内出血のような痕(あと)があるのと、たんこぶにも気付きました。夜になって嘔吐しました。どうすればよいでしょうか。この子の兄が昨日から嘔吐下痢症です。(30歳女性)

A.相談の文面からは、嘔吐の様々な原因・重症度の可能性から、結果的に受診する必要がなかった可能性もあれば、消化管の損傷などによる誰にも気付かれない夜間の急変など最悪のケースも考えられます。それでは、日中であればこの子はどこを受診したでしょうか。小児科?外科?脳外科?整形外科?それとも総合病院の救急(科)?正解はありません。しかし、昼でも夜でもどんな訴えの子供でも、必ず一旦受け入れその後の診療の道筋をつてくれる窓口があれば、質問の方はそこに連れて行くか行かないかを決断すればよいのです。

小児科医は子どもを何でも診る?

 本日のお題は「小児科救急・小児救命救急」です。読者の皆様は、また医師など医療従事者の方でもこのよく似た2つの言葉の違いをイメージできないかもしれません。日本では歴史的に「小児救急」と称して夜間・時間外小児科外来中心の「小児科救急」整備のため、小児科医の確保が地域ごとに進められてきました。しかし小児科医は本来小児内科医で外傷など外因性疾患に習熟しておらず、小児死亡原因の多くを占める不慮の事故など外傷の子供の重症例は、主に救命救急センターの救急医や救急指定病院の各科医師など必ずしも小児に習熟していないと思われる医師が診療してきました。

1-4歳児の死亡率が突出

 日本は国土が狭くインフラが整備され、病院の数も多く国民皆保険も充実しているなど救急医療にアドバンテージを持っています。世界保健機構(WHO)のデータでも日本はあらゆる年代で死亡率が各先進国の平均を圧倒的に下回っています。しかし唯一1~4歳の死亡率のみ各先進国の平均を大きく上回る異常な突出が見られ、日本の医療水準からは考えられない死亡が小児では生じています。原因として小児救命医療や小児集中治療制度の未整備、更には重症小児との認識不足による不適切な搬送先の選定などが指摘されています。

小児救命救急システムの整備を

 日本の小児死亡を減らすには、今までのように小児科医が受動的に黙々と「小児科救急」を行うことでは解決しません。小児の扱いに慣れた小児科医と外傷など外因性疾患に慣れた救急医(や各外科系医師)の診療チームを背景に持ち、内因性・外因性疾患を問わずあらゆる小児を受け入れる、常に開かれた小児ER(救急救命室)とそこに専従する医師がいれば理想的です。小児ERでは医療従事者が、質問の例など様々な症例に対して診療の優先順位をつけ(トリアージ)、医療者の目で拾い上げた重症例から治療される「小児救命救急」が行われます。佐賀県では全国に先駆け佐賀大学病院などでこのシステム整備が始まっており、日本各地、特に地方における地域完結型小児救命救急モデルとして期待されています。


人見先生から ひとこと
「地域の総合力でこどもの命と健康を守るシステムを育てましょう。」

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2010年6月1日

小児救急総合部門の教育プログラム

当講座の「小児救急総合部門」では、佐賀大学病院の救急外来において
救急医とともに小児の1次~3次救急はすべて小児科医が対応しています。

小児内科のみならず、外傷などの救急にも対応できる「子どもの総合医」の育成も目指していて、以下の2つの教育プログラムがあります。


①小児救急医育成コース

救命医療に強く外傷にも対応できる小児科医(小児救急総合医)を目指す方、小児にも自信を持って対応できる救急医を目指す方のためのコースです。

②小児科職場復帰支援コース

何らかの理由で小児科のキャリアを中断したものの、職場復帰のため救急を含め高い小児科のスキルを身につけたい(取り戻したい)方のためのコースです。


ただいま平成23年度の上記コースの研修生を募集しています!
詳しくはこちらをご覧ください。


小児救急総合部門では、診療をしながら各種学会参加も可能です。
写真は、5月28~29日に京都で行われた日本小児救急医学会に参加した人見先生と・・
舞妓は~ん!!です。

あなたも佐賀大学病院で小児救急を学びませんか?!

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