2011年2月1日

手術ボランティア in ベトナム

2010年12月24日から31日までの8日間、ベトナム・ベンチェに行ってきました。
目的は、NPO法人日本口唇口蓋裂協会による手術ボランティアに参加すること。
全国約15の病院から口腔外科、麻酔科、小児科(2名)などの医師や看護師、学生、全部で45人が集まって、グエンデンチュー病院というその地区で中心となる病院で口唇口蓋裂の治療を行うというプロジェクトでした。

仕事
 小児科の主な仕事は、手術前診察、リカバリールーム(術後患者の観察室のこと)の運営、術後患者の全身管理などでした。
手術は3日間にわたって朝の7時から夜の8時くらいまで行われ、計37名の患者さんの治療を行いました。幸い大きなトラブルもなく、無事ミッションを終えることが出来ました。
また仕事以外の時間を使って、グエンデンチュー病院の小児科病棟を見学したり、現地の小児科医と話をしたりととても刺激的な毎日でした。

言葉
 当然のことですが、言葉は全く通じず、会話は通訳さんがいないと成り立ちませんでした。
しかし、常に通訳さんがいるわけではないので、身振り手振りでのコミュニケーションが主でした。全てが通じたわけではないですが、なんとなく雰囲気でコミュニケーションがとれているような気はしました。(勘違いかもしれませんが・・・)
またどこの国でもこどもたちの無邪気な笑顔は共通のものであり、そこに言葉はいらないんだなぁ、と改めて感じた旅でもありました。

食事
 ベトナムでは自由時間はほとんどなく、やはり楽しみは食べること。
行く前はお腹をこわすかな、と心配もしていましたが、行ってみると、ご飯はとてもおいしく、いろいろなものを食べることが出来ました。なかにはこれを本当に食べるのか?と思うようなものもありましたが、食べてみるとおいしかったり、想像通り×××であったり。
これまでにないいろんな経験が出来ました。
全体としては、非常に密度の濃い1週間の旅でした。

ボランティアってなんだろう、と考えたり、自分自身の小児科医としての未熟さを痛感したり。
どれもとても有意義な経験であり、今回の経験を、今後の自分自身の小児科医としての生活に生かしていけたらな、と思いました。
(小児救急総合部門 江藤 潤也)

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